X-02 ワイバーン

 

地中海に浮かぶ独立軍事国家『エルジア』において独自開発された戦術機

2001年実戦配備開始。
極端なまでの高機動性を重視した機体であるが、実証実験機からまともな量産化改修をせずに生産・配備を開始したため、量産機としてはあまりに低い生産性と整備性、さらにはピーキーな操縦性から生産は難航し、また配備開始から数ヵ月後にエルジアが壊滅してしまったこともあり、生産数は多く見積もっても100機に満たないとされる。
最大の特長としてあげられるのは前腕に備え付けられた可変式カーボンブレードで、展開角度により様々な格闘スタイルを展開できるというもの。これは空力安定板としての機能もあり、両肩に装備された瞬発力向上スラスターや高出力のERG-1000エンジンを搭載した跳躍ユニットとのマッチングで驚異的な突進能力と旋回性能を発揮する。

脚部や爪先、踵にもスーパーカーボンブレードを固定装備し、近接格闘戦で効果を発揮する。
また、一部の装甲がスライドし、空力抵抗面積を増大させ、失速特性を高める独自機構も内蔵。

さらには一定のステルス性能を有しているなど、ありとあらゆる面において破格の性能を内包する高性能戦術機で、世界水準で第3世代とも3.5世代とも言われている。エルジア軍はX-02の配備以前は欧州製やソ連製の戦術機を運用していたため、X-02の機体にも各所にその意匠が見受けられる。

ただ残念なことにBETA侵攻によってエルジアは崩壊、本土防衛戦の際殆どの実機は失われ、他国との国交の少ないエルジアが極秘裏に開発したこともあり、その技術やポテンシャルの多くは謎に包まれたままであるため、本当に存在したかどうかを疑問視する声も多い。

 

メカニック原案:TKP

元ネタ:BANDAI NAMCO GAMES「エースコンバット」シリーズより、X-02 Wyvern