EU第1完全独立小隊

 

アルバート・フォン・シルメリア

 

協力遠征として日本の国連軍基地に一時的に配属されていた、EU第1完全独立小隊の隊長で、年齢は21歳、階級は大尉。(2005年当時)

国連軍横浜基地で奇妙な戦術機のテストパイロットを秘密裏に行っていた。コールサインは“アロー1
 
それなりに腕の立つ衛士で失敗を知らず、いずれはエリート部隊への配属が期待されていたが、2001年に国連軍横浜基地にて行われたXM3概念実証テストにおいてBETAの奇襲を受け撃破され、右目と肋骨を損傷。右目は傷が深かった為、意識を失っているうちに義眼に変えられていた。意識が覚めた際、自分の傷ついた顔を見て初めての挫折を経験し精神を傷めるが、専属整備士「酒匂秀二」や小隊メンバーの賢明な励ましにより回復を見せる。佐渡島奪還戦に参戦の予定だったが隊長の精神状態を考慮し参戦は見合わせた。

顔面の傷は最初は髪で隠していたが最終的には隠すのをやめる。任期を終えヨーロッパに帰還する日を迎え、戦術機母艦「ヴェーザル」の艦上で横浜基地衝撃の報告を受け、ヴェーザルを引き返させ横浜基地まで戻るが既にBETAに基地内部まで攻め込まれていた為、帝国陸軍と合流し後方でBETAを食い止めていた。
その功績とテストパイロットとしての試作戦術機の相性から試作機“ゲシュペンスト”が譲渡された。ヨーロッパ帰還前に「酒匂秀二」から御守りを渡され、ゲシュペンストのコックピットに飾っている。因みに帝国陸軍のクーデターには参戦していない。

徴兵前に修道女をしていたため徴兵後も強い信仰心を持っていたが、右目を失った際、十字架を拳銃で打ち抜き聖書を焼くなどの暴挙にでた所をみると今は神を信じてはいないようである。

 

キャラクター原案:ペーター・シュトラッセ様

 

EU1完全独立小隊とは、公式には洗練された衛士を4人選抜し構成された、いかなる戦場において完全なる独断行動を許された特権保有部隊とされているが、実際はヨーロッパの腕の立つはみ出し者の集まりであり、小隊長のシルメリア大尉もこれに気づいている傾向がある。